石坂市長に受賞報告を行った真岡児童館やさしクラブのメンバー

真岡児童館やさしクラブが
国土緑化推進機構会長賞受賞

磯山の森林保全活動が認められ

文化

 真岡児童館やさしクラブ(真岡市八木岡、細島恒雄理事長、児童80人)の児童代表5年、高橋一颯さん(中村小)、大塚葵さん(真岡西小)、藤沼奈央さん(同)が10月14日真岡市役所を訪れた。3人は石坂真一市長に、6月に(一社)全国森林レクリエーション協会第32回森林レクリエーション地域「美しの森づくり活動コンクール」で会長賞(会長・三浦雄一郎)、10月に国土緑化推進機構主催「ふれあいの森林づくり」で国土緑化推進機構会長賞(会長・衆議院議長大島理森)を受賞した報告を行った。
 真岡児童館は平成15年、地域との交流を通して奉仕の心を育むことを目的に「真岡児童館やさしクラブ」を設立し、当初から「関東の富士見百景」に指定されている磯山で、森林保全や美化活動を継続して行っている。
 学童の自主性を重んじ月に1度「エコミーティング」を行い、活動に活かしている。毎年実施の「磯山宿泊体験」では、森林を有効活用したレクリエーションや動植物の観察など、自然に触れ合う活動を行っている。
 大塚さんは「大好きな磯山での活動が認められてうれしい」と喜びを語った。藤沼さんは「児童館の合言葉は、一人はみんなのために、みんなはひとりのために。これからも自然を大切にし、自分たちができることをみんなで協力して行っていきたい」と述べた。
 今年度のやさしクラブ会員は小学1~6年の80人。9月に児童館でリサイクル商品を作って販売する児童館ショップを開いた。高橋さんは「売上金を含む義援金を令和2年7月豪雨被害に遭われた人たちの為に寄付させて頂きます」と義援金を石坂市長に手渡した。
 石坂市長は「皆さんが磯山を中心として真岡市の環境づくりを行っていることや自然の大切さを学びながら活動していることが認められ、素晴らしい表彰となった。これからも人に優しく、自然にも優しい社会に向けて頑張って頂きたい」と励ましの言葉を述べた。

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