発刊した詩画集

心に沁み入る「おかげさま」

益子町の柴田宋休さんが詩画集発刊

文化

 益子町上大羽の柴田宋休さん(71・僧侶)は10月7日、詩画集「おかげさま」を発刊した。 柴田さんは、笠間市の陶芸家で人間国宝の故松井康成氏に10年師事した後、違う生き方をと、自作の文と絵で詩画集を作成するようになった。初刊は「あるがまま」で、今回2年ぶり8作目。
 内容は、「やってみる」のジャンルに33作、「だいじょうぶ」に29作、「ありがとう」に29作の計91点が収められている。絵は、昨年バイクで旅した長崎など九州各地の風景や遺跡、自分の陶芸作品や益子の風景などが優しいタッチで描かれている。
 柴田さんは、医師で作家の鎌田實さんの著書「がんばらない」「あきらめない」の題字を手掛けた。今回の柴田さんの詩画集の帯には、鎌田さんから「シンプルさが心を打つ」との推薦文が寄せられている。
 柴田さんは「感謝で生きるとすべてがうまくいくようです。読む人にとって、折々で生きる喜びや心の安らぎを感じる助けとなれば」と話す。
 「おかげさま」は道の駅ましこ、アマゾンで販売。1200円(税別)。

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