大関町長(左)から依頼書を受け取る樋口会長

「脱炭素社会」を実現へ

芳賀町が第1回環境審議会

社会

 芳賀町は、政府が2020年に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指す」ことを宣言したことを受け、「2050年カーボンニュートラルの実現に向けた各種計画策定」のため10月6日、芳賀町役場で第1回芳賀町環境審議会を開催した。
 同町は、LRT沿線によるカーボンニュートラルの実現を図るため22年11月に環境省による「脱炭素先行地域」に選定された。また今年7月、同町、宇都宮市、宇都宮ライトパワー㈱、宇都宮ライトレール㈱の4社で「脱炭素推進に係る連携協定」を締結。8月26日に開業したLRTは100%再生可能エネルギーで運行され、CO2排出量0で動いている。このような背景から、大関一雄芳賀町長が、学識経験者、町内各種団体の役職員など14人に芳賀町環境審議会委員を委嘱した。会長に国立大学法人福島大学教育研究院樋口良之教授、副会長に芳賀町まちづくり委員会の黒﨑静夫委員長を選任した。
 大関町長から、樋口会長に「芳賀町2050カーボンニュートラル実現計画」諮問依頼書が手渡された。
 樋口会長が議長となり、取り組みの背景、芳賀町の現状整理、計画の骨子、具体的な取り組みイメージ、計画策定に関するスケジュールについて議事が進められた。
 審議会は、第2回を12月中旬、第3回を3月中旬に開催予定。芳賀工業団地連絡協議会との連携、住民、事業者へエネルギー使用についてのアンケートなどを行っていく。

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