受賞を喜ぶ古内るいさん

農水大臣賞を受賞した古内さんの山火事予防ポスター(日本森林林業振興会提供)

みんなで防ごう 林野火災

ポスターで最高賞農水大臣賞
茂木中3年 古内るいさん

文化

一般財団法人日本森林林業振興会が、全国の中学校・高校から募集した令和4年度山火事予防ポスター用原画と標語のうち、中学校の原画の部で茂木中3年、古内るいさんの作品が最高賞の農林水産大臣賞に選ばれた。中学の部は全国から2080点の応募があった。表彰式は5月に行われる。
 総務省消防庁、文部科学省、林野庁、全国森林組合連合会などが後援。全体(原画、標語)では全国から約6100点が寄せられた。 
 作品は、人(人の手)のたばこのポイ捨てが原因で発生した山火事におびえる子ギツネを描いた。11月7日に開かれた審査会では「森林の大切さや森林保護の訴えが明確で、山火事予防の趣旨、目的に合った図柄。山火事の恐ろしさやその予防などの表現が特に優れている」などと評価された。
 部員数67人の美術部に所属する古内さん。「一度、山火事が起きると取り返しがつかない。豊かな自然を守るためにもマナーを守ってほしい」。自分が住む町の自然とそこに暮らす小動物を思い、すぐに構図が浮かんだ。大きな賞は初めてで「うれしい」と素直に喜び、「高校、大学でも美術を学びたい」と語った。美術部顧問の小池浩行教諭は「難しいことにも一生懸命挑戦し、進歩が著しかった」と教え子の成果を喜んだ。
 世界的な地球温暖化で欧州で熱波による森林火災が多発。国内では平成28年~令和2年の5年間で林野火災(山火事)による年間焼損面積は643㌶(東京ドーム約138個分)、損害額は3億4600万円。出火原因はたき火が最多で396件、火入れ、放火、たばこが続く。人為的要因が6割も占めた。
 県内では令和3年2月、足利市の両崖山、天狗山でたばこが原因とみられる山林火災、昨年11月には鬼怒川温泉でも山林火災(原因不明)が発生している。

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