真岡木綿のウエディングドレスを着た阿久津さん

ウエディングドレスは真岡木綿

阿久津さんが地産地消PR

文化

 森のハープ弾きとして演奏活動を続ける阿久津瞳さん(芳賀町生まれ、宇都宮市在住)は6月18日、那須塩原市のChus(チャウス)で、真岡木綿のドレスを着て披露宴を行った。
 阿久津さんも新郎も林業関係の仕事に携わっており、地産地消のライフスタイルに興味を持っている。ウエディングドレスも地元の真岡木綿に目を向け、真岡木綿会館にドレス用布を発注した。縫製は益子町のnociw(高田純子さん)が担当、髪飾りは宇都宮市のつまみ細工作家ほっこり(永田もえさん)が真岡木綿で制作した。
 披露宴会場は新郎が自分の山から自ら切り出した木をディスプレイし、ブーケはかんなくずで作ったバラを入れるなど、地産地消の要素を詰め込んだ。
 阿久津さんは、希薄化している人と自然との関係性を再構築し、地域創生を実現することを経営理念として「株式会社つむぎ」(宇都宮市)の代表も務めている。「今後も栃木県の農林産物や職人の魅力を発信し、人と自然のご縁をつむぐ活動を続けていきたい」と、話している。

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