昨年の11月24日、2年生全員で実施した清掃では166袋の落ち葉を回収した

校庭周辺の地域に入って汗を流す2年生

ケヤキの落ち葉大規模清掃

真高生が汗、近隣住民と絆も
真岡高のシンボルツリー

社会

 真岡高校(荒井博文校長)では、昨年10月から12月にかけて、同校周辺地域の落ち葉清掃が行われた。生徒会やボランティア部、野球部を中心にした2回の清掃に加え、11月24日は2年生全員、12月1日は1年生全員による、学年行事の奉仕活動として初めての大規模な清掃。同校を囲む近隣住宅地一帯で、公道だけでなく、要望を受けた個人宅の敷地内にも入って作業を行い、地域の環境美化に努めた。

 同校の欅は、一本ずつに名前がつけられているほどのシンボルツリー。1954(昭和29)年の校庭拡張の際、伐採の危機にあったが、卒業生の野澤一郎氏(旧制真岡中第2回・巴コーポレーション創業者)が莫大な私財を投じて、移植し残した。現在は10本が残り、中には真岡市の古木・名木に指定されている大木もある。「質実剛健」の校風の中で、汗にまみれた苦難や、青春の喜びを共にした卒業生の心の拠り所であり、同校の発展とともに今なお盛んに繁茂し続けている。
 清掃を企画した石塚政洋教頭は、「これまでも公仕さんや運動部、生徒会が道路清掃はしていたが、民家の庭先に降り注ぐ落ち葉が気になっていた」という。行動のきっかけは1通の手紙。同校卒業生でもある近隣住民から、「高齢で庭の掃除がつらくなってきた」との内容に、「これまで学校を支えていただいた地域への恩返し、また、人知れずその恩恵を受けてきた生徒への教育の一環として、学校を挙げての落ち葉清掃の実施に至った」と話す。
 区長への相談、周辺住民への実施案内の配布による周知を丁寧に行い、同窓会・PTAの協力を得て行われた一大行事。集めた落ち葉の量は11月24日に2年生全員で166袋、12月1日に1年生全員で170袋にも及んだ。
 それにも勝る成果は生徒と地域との交流。地域住民からは、「きれいになり感謝している」「近所のことも気にかけてくれうれしい」。生徒からは、「私たちの住む環境や通学路を清掃し、陰から支えてくださる方がいる」「感謝の気持ちを持って生活したい」など、双方から感謝の思いを伝える声が聞かれた。
 石塚教頭は、「清掃は、同じ欅の下で高校生活を送った先輩方との交流でもある。この行事が末永く続いてほしい」と思いを語った。

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