ドローンによる水稲直播を行う水沼社長

真岡市 ドローンで水稲直播

水沼建材が農業の将来見据え

社会

 真岡市清水の㈲水沼建材工業(水沼利幸社長、68)は4年前から異業種参入として農業用ドローンによる農薬散布代行を行っている。炎天下の中、重いタンクを背負ったりホースを引っ張ったりという大変な作業を請け負うことで、手作業の重労働から解放したいという思いからだ。
 少子高齢化が進む中、農業の担い手は高齢化が進む。現在作業している人が耕作できなくなると農業法人などに依頼する人が多く、一方耕作放棄地も目立つ。そこでより効率的な水稲の実証実験として今年度、ドローンによる灌水直播を行った。
 灌水直播には水沼社長の中学時代の同級生、山菅一洋さん(同市堀内)、渡辺英洋さん(同市清水)が協力し、5月13、15の両日、それぞれの水田で行なった。
 使用する種もみは鉄コーティングした「とちぎの星」。鉄の重みによって籾が水に浮くのを防ぎ、鳥害にも効果があるという。代かきを終えて水を張った水田に種籾を積んだドローンを飛ばして散播した。続いて、除草剤散布もドローンで行なった。
 灌水直播は、苗を育て、田植え機で植えつける作業が不要で、労働時間と生産コスト削減の効果が期待されている。
 水沼社長は「農業の将来を見据えて地域貢献したい。カメラを搭載したドローンで生育を可視化することで管理も可能になる。ICT(情報通信技術)を活用したスマート農業を進めていきたい」と意欲を語った。

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