特別賞を受賞した賀川さん

ポケマルチャレンジアワード2021受賞

ナス苗里親プログラム
真岡市寺内 Heartich Farm(ハーティッチファーム)

社会

 真岡市寺内でナスを営農するHeartich Farm(ハーティッチファーム・賀川元史代表)がこのほど、株式会社ポケマルマルシェ(高橋博之代表取締役)が主催する「ポケマルチャレンジアワード2021~課題に立ち向かう生産者たち~」で特別賞を受賞した。
 ポケマルマルシェとは、全国の農家・漁師と直接やりとりをしながら食材を買えるオンラインマルシェ。
 同アワードは、地域や一次産業、または地球に存在する課題解決に挑戦する生産者の、取り組みのインパクト、ユニークさを踏まえて表彰するもので、初開催となる今回は約6600人のポケマルマルシェ登録生産者を対象に47エントリー中、10人の生産者を表彰した。賀川さんは「ナス苗里親プログラム」でエントリーし受賞した。
 ナス苗里親プログラムは、都会の部屋の中でもできる、育苗キットを使った農業体験。ナス苗は里親になった消費者の自宅で育て、育成期間は同ファームの畑に里帰りさせ、収穫したナスを里親の手元に届けるというプログラム。消費者が実際に苗を育て、収穫した野菜を食べるという一連の体験をする事で、「農業をもっと身近な職業として実感してもらいたい」との思いが込められている。
 賀川さんはこのプログラムを始めるにあたり、一連の作業を友人らを中心に約4年間取り組み、昨年は同マルシェのリピーターから募り、7人がプログラムに参加。今年は新規で8人の応募があり、「子どもの情操教育にも良い」「初めて野菜を育てたが、愛着が湧き農業の大切さが学べた」など、作物を育てた事のない人にも喜んでもらえたという。
 賀川さんは「体験を通して、『農業関係人口』を増やしながら消費者の農業に対する壁を取り除き、農業への一歩を踏み出しやすい環境を醸成する事で『就農人口の減少』という課題解決を目指しています」と話し、「もっと農業の面白さや、都会と地方の架け橋になれるような発信に努めたい」と意欲を燃やしている。

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