令和4年春の叙勲 下野市教育長など歴任

瑞宝双光章(教育)
上三川町多功 池澤勤さん(72)

文化

 池澤さんは旧粟野町生まれ。宇都宮大学教育学部卒業後、昭和48年4月に技術科の教諭として野木町立野木中学校に着任。その後、小山市内の小中学校や宇都宮大学教育学部付属養護学校などに勤務した。
 平成14年4月、県教育委員会事務局人権同和教育室長に就任し、「栃木県人権尊重の社会づくり条例」制定に尽力。21年6月には県教育功労者賞を受賞した。
 22年3月、小山城南中学校校長を最後に退職。退職後は、豊田公民館社会教育指導員を4年間、下野市教育長を7年間務めた。
 教育長時代は「児童・生徒には、地域に触れ、地域を知り、語っていける大人になってほしい。先生方には、〝いい顔・いい声・いい心〟で子供たちに接してほしい」との思いを強くした。ここ数年はマスクの着用が徹底され、細かな表情の変化に気付きづらいため、意思の疎通が図れない現状に不安を抱く。
 「時代は移り変わっても、子供たちの本質は変わらない。学校教育の現場が、人の温かさや感謝の気持ちを学ぶ場であり続けてほしい」と話す池澤さん。自身が恩師や先輩に恵まれた経験から、人との「ふれあい」の大切さを強調する。受章は「大変光栄なこと。私に関わってきたすべての方に感謝したい」と感想を述べた。
 現在は妻、義母との3人暮らし。読書や映画鑑賞、ゴルフ、渓流釣り、ガーデニング、旅行と幅広い趣味を楽しむ。

今号の記事

カテゴリー一覧