古関氏宅を訪れたPTA関係者(前列左が古関さん)

校歌・校章の発表会

児童に『エール』送る

古関裕而作曲の市貝小校歌
校歌碑やオルゴールボックスで継承

文化

 市貝小(高木達校長、児童184人)校歌は、NHK連続テレビ小説「エール」のモデルになった日本を代表する作曲家古関裕而(1909~1989年)が手掛けたもの。
 同校は昭和58年4月、市塙小と上根小が統合し市塙駅南西に開校した。PTA関係者が新たな学校の発展を願い、また、第1回卒業式で校歌を歌って卒業生を送り出したいとの思いから9月、校歌・校章制定委員会を立ち上げた。
 初代PTA会長の小林重夫さんの知り合いの益子町の福田京穂先生が、古関氏と繫がりがあったことから10月、同校関係者らが東京の古関氏宅を訪問した。町民から応募のあった詩を持参し、その場で古関氏が國井義慧さん作を選んだ。12月に同校PTA役員塩澤史夫さんらが校歌を受け取りに行った際には75歳になる古関氏自らピアノに向かい校歌を弾いてくれた。当時の凛とした姿が忘れられないという。
 59年2月に校歌・校章の発表会が行われ、國井弘子教諭が指揮を執り、全校生で合唱して喜びをかみしめたという。校章は当時5年生の川上裕子さんがデザインしたものを元に洋画家谷田部康幸さんが図案化した。
 同校には古関氏直筆楽譜のコピーが飾られ、校庭に校歌碑もある。高木校長のアイデアで昨年度から、卒業記念にと卒業生自ら自分用に校歌オルゴールボックスを制作している。
 高木校長は「改めて光栄に感じ、児童たちにも誇りに思ってもらいたい。また、この曲が児童たちにいつまでも『エール』を送ってくれることを願っています」と話している。
 古関氏作曲の校歌は栃木県内で同校と日光中の2校で歌い継がれている。

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