令和4年春の叙勲 児童生徒の人格形成に寄与

瑞宝双光章(教育)
茂木町千本 澤村悦男さん(70)

文化

 須藤中、作新学院高等部を経て中京大学体育学部体育学科卒業後、昭和49年、日光中学で教師としての第一歩をスタート、平成24年3月に茂木中校長で定年退職するまでの38年間、学校教育の発展に大きな功績を残し、またそれまでの指導力と経営手段の実績が認められ、平成28年10月から茂木町教育長に任命され8年6ケ月の責務を全うした。
 高校生の時、体操で国体、インターハイ出場、大学4年で全日本学生体操選手権の鉄棒で優勝し、知事表彰を受けた。新任の日光中では、アイスホッケー部の顧問となり自らも学びながら全国大会出場、瑞穂野中学で特殊学級を担任したことが後に役立った。51年から市貝中で幅広い部活動の顧問となり、特に女子駅伝では非凡な指導力で県優勝、指導者に贈られる「星功賞」を受賞。芳賀中、赤羽小校長、真岡西中校長を経て平成21年に茂木中校長となった。教育長時代は3校の中学校を1校に統合。温厚で実行力に富み清廉な教育理念で精励する姿勢は、児童生徒の人格形成に大きな影響を与えた。
 「教師を辞めようと思ったことは一度もない」という澤村さんは父親亡き後、仕事と家で思案したが、体操の国体選手だった高校教師の妻篤子さん(70)が「私が辞めます」と家を守る決断をしてくれた。今回の受章は「町長や妻の理解、関わったすべての方と共に戴いた」と周囲に感謝し、「子どもたちと関われることがないかなぁ」と笑顔で宙を仰いだ。

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