青パパイヤを沿道の畑に植え付ける坂寄さん

青パパイヤ狩りを楽しんだ子どもたち

キラリ人生 地域の人たちと共に生きる幸せ

郷土を守る人たちの姿に感動し移住
益子町芦沼「さかより農園」  坂寄安信さん(71)

日々是好日

 今年も66本の青パパイヤの苗をハウスや沿道の畑に植え付けて育てている坂寄さん。畑には柑橘系の木もあり、アオイの花の定植も控えている。
 70歳になったら、地域の人たちと共に汗をかいて暮らしたい…と移住先を八溝山系に求め、大田原市など方々を探し歩いた。益子町小宅の有志「亀岡八幡宮里山の会」のメンバーらが共同で小宅古墳群を整備し、菜の花とサクラの素晴らしい景観づくりをしている姿に感動し、仲間入りし約10年間ボランティアで参加した。里山の会のメンバーの郷土を守る姿が益子移住を決断させてくれた。2020年、空き家となっていた農家を借り県内から越してきた。
 日本園芸協会認定資格者でもある坂寄さんは、経験を活かして青パパイヤやミカン、ジャンボカボチャなどを栽培。地域の子供育成会に声をかけ、子どもたちに収穫を楽しんでもらうなどしている。くり抜いてお面にしたジャンボカボチャは、ハロウィンに茂木と市貝の道の駅に提供し来場者を楽しませ、地域のお母さんたちとくり抜いて楽しみ、地域の道端にも設置した。
 昨秋、畑に地域の子どもたちを招待した。ミカンと青パパイヤを収穫した当時小学6年生の高田颯太くんは「リンゴ狩りはしたことあるけど青パパイヤは初めて。実は日の当たるところと当たらないところでは色が違う」と興味を示し、3年生の大岩楓汰くんは「畑にあるのは知っていた。まさか取らせてもらえるとは思わなかったのでうれしい。ミカンにトゲがあるのも初めて知った」と話し、坂寄さんにもらったパパイヤのレシピで「家で料理してもらうのが楽しみ」と喜んでいた。
 坂寄さんは、子どもたちの笑顔を糧に、今年は地域の子どもたちとのハロウィンイベントができることを夢見て、25本のジャンボカボチャを栽培。「地域の人たちと、なかよく暮らせることは一番の幸せ。まだまだ新米だけど、少しでもお役に立てれば」と、畑の作物に目を配る。

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