塩澤昊季さん

近澤愛姫さん

塩澤さん(芳賀中3)近澤さん(茂木中3)最優秀賞で県大会へ

第44回栃木県少年の主張発表芳賀地区大会
中学生が日頃の考えを発表

文化

 中学生が日ごろ感じていることや考えていることを発表する第44回栃木県少年の主張発表芳賀地区大会の最優秀賞に芳賀中3年・塩澤昊季さんの『話を聞いて』、茂木中3年・近澤愛姫さんの『普通は…』の2作品が選ばれた。2人は芳賀地区代表として9月18日(土)、宇都宮市の県総合文化センターで開催の県大会に出場する。
 芳賀地区大会は、芳賀郡市内にある16の各中学校の代表作品の中から昨年に続き、新型コロナの影響により書面審査で県出作品を選考した。
 芳賀中の塩澤さんは『話を聞いて』と題して綴った。塩澤さんは中学1年の時、クラスメイトとの感覚のズレを感じたのをきっかけに学校を休むようになった。登校しなければという思いと気持ちが前を向かないジレンマで心が張り裂けそうだったが周囲や両親、特に母親の「大丈夫だよ」の一言に救われた。
カウンセリングを経て町の教育支援センターに通い、同じ境遇の人たちと接しているうちに、話を聞いてもらうことで心が軽くなり、自分なりのコミュニケーションの取り方を学び、現在は笑顔で楽しい学校生活を送っている。周囲にそんな人がいたら「話を聞いてあげて」、と呼びかけている。
 茂木中の近澤さんは『普通は…』と題して、綴った。中2の夏、自分を変えたいと、長い髪を切る決心をしたが、「女の子なんだよ」の母親の一言に否定感を覚え反発した。やっとの思いで髪を切った時、気持ちが変わった。さらに周囲がボーイッシュな髪形を受け入れてくれたことで自身の選択を肯定でき、マイナス思考から前向き思考になり生徒会にも挑戦した。
 『LGBT』の問題に関わらず、「多数派の意見のみが重要視され少数派の意見は受け入れられにくい社会の中で、自分を含め、誰かの「普通」がほかの人の「普通」を否定したり傷つけたりしないような社会の実現を目指したいと発表した。

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