思いやりの心ひとつに

真岡中学校で「シトラスリボン運動」

文化

 新型コロナ感染者や医療従事者などへの差別や偏見の防止を訴える「シトラスリボン運動」が真岡中学校(金澤長年校長・生徒554人)にも広がっている。
 同校は生徒の感染が確認されたことから、うわさなどによる生徒への誹謗中傷やいじめを懸念していた。これを受け、保護者や地域住民でつくる『学校支援ボランティア』が同運動を提案。生徒会保健委員会が中心となり、ボランティアと共に10月下旬から準備を開始。
 リボンの三つの輪は「地域」「家庭」「学校(職場)」を意味する。ボランティアからリボンの作り方を教わった委員がほかの生徒に教えながら、各クラスで製作。黄色や緑などの水引を使い、手のひらサイズに仕上げた。生徒らは手作りしたリボンを制服の胸ポケットやかばんなどにつけて思いやりの心を育んでいる。
 金澤校長は「生徒たちのコロナに対する意識がさらに高まり、『コロナに負けない』という気持ちが芽生えている。感染した生徒を温かな気持ちで迎えていて安心した」と話す。
 保健委員長の丸岡あい子さん(3年)は「SNSでは誹謗中傷が多くみられるので、同じような事が起きないように願いを込めて作りました。前向きになれるプロジェクトがあって良かった」と語った。同プロジェクトに関わった学校支援ボランティアの高田雅子さんは「同じ世代の子どもがいるので、他人事ではない。この状況下で普段と変わりなく過ごしている子どもたちを見てほっとしている」と安堵の表情を浮かべた。

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