
英霊殿に手を合わす参加者
市貝町 戦没者英霊殿で見学会
平和の世を祈念し手を合わす
文化市貝町遺族会(柳昭示会長)は2022年夏休み特別企画として8月11日、同町上根の「市貝町戦没者英霊殿」見学会を行った。
町戦没者追悼式はコロナ禍で3年前に代表者のみの出席で行われて以来実施出来ず、また、市貝小での戦争体験者の講話も中止が続いている。昨年初めて、遺族会会員向けに英霊殿見学会を行い好評だったことから今年、一般向けに行った。
英霊殿は、明治以降の戦争や第二次世界大戦で、国の安泰を願いつつ遠く異郷の地で斃れ、戦死した人の霊を慰め恒久平和を願う拠り所として、昭和60年に遺族をはじめ町民の寄付によって建設された。中には441柱の御霊が祀られている。また、すぐ隣には、昭和28年に旧市羽村、旧小貝村によって建立された招魂碑と忠霊塔が建っている。
参加者は、霊前に白菊を供え、英霊殿内を見学した。夏休み期間中とあって親子や夫婦など家族で訪れる人も多く、往時に想いを馳せ、平和の世がいつまでも続く事を祈念した。