生井さんご夫婦

梨のステーキソース(左上)

新しい農業の確立を目指す

フードロス対策に加工商品を開発

社会

 芳賀町給部の生井果樹園は、園主生井健斗さん(35)の祖父が果樹園を創業し、現在3代目になる。
 園主の生井さんは、実父の急病により同園を継承し、現在は実母と、妻の香織さんと共に、3人の子育てをしながら、桃や梨の栽培に勤しんでいる。
 天候や霜被害などで出荷が6割減した年もあったが、「周りの梨農家が助けてくれた」と話す。また、栽培から販売まで工夫し、減農薬を心がけ消費者に安全安心な果物を提供している。
 これまで、桃と梨の栽培と販売を行ってきたが、「フードロスをなくしたい」という思いから、道の駅ましこで農産加工品の商品開発を担当している、加工部門マネージャーの髙橋裕也さんに相談。昨年、出荷出来ない桃を使ったジュースやジャム、にっこり梨のセミドライ商品を開発。販売したところ、大きな反響を呼んだ。
 今年は梨を使ったステーキソースの開発に着手。高橋さんは「梨にはお肉を柔らかくする効果があるので、その効果と甘みを最大限に生かす為に、ステーキソースを考案した」と話し、試作を重ね、肉との相性抜群の『梨のステーキソース』が完成した。同商品は醤油と塩ダレの2種類で、肉以外にも、温野菜や豆腐にかけてもおすすめ。今後は通信販売、道の駅はが・ましこ・たかねざわ等の他、ふるさと納税として出品する予定で、8月からは同園の直売所でも販売予定。また、桃ジャムも再販が決定している。
 生井さんは「子どもの頃から見て来た家業は、やりがいもあり新しい事に挑戦できるのも魅力。丹精込めて育ててきた果物から作った商品なので、是非味わって欲しい」と話し、「今後は他の果物も栽培し、商品開発や新しい農業の確立を目指していきたい」と意欲を述べた。

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