参考館前で左から島岡桂島岡製陶所代表、平野良和代表、濱田友緒参考館長

濱田庄司図案の豆皿

島岡達三図案の豆皿

未来に繋ぐ道標にモニュメント制作

益子-英国(セント・アイヴス)国際交流100年記念
益子エール委がCFの支援者募る

文化

 栃木県民芸協会と益子×セントアイヴス100年祭事業実行委員会」などで構成する「益子エール実行委員会」(平野良和代表)は、益子町と英国セント・アイヴスの国際交流100年を記念して両地にモニュメントを設置することを目的に「〝益子エール〟未来に繋げるプロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディング(CF)で200万円を目標に支援金を募っている。
 ~京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った~
 益子町の陶芸家で人間国宝の濱田庄司(1894―1978)は陶芸の道をそう語った。
 庄司は1920(大正9)年、英国を代表する陶芸家バーナード・リーチ(1887―1979)と共に英国南西部のセント・アイヴスに渡り、工房「リーチ・ポタリー」を築き、作陶を始めた。帰国後も交流は連綿と続き、現代では両地の中学生の交流にまで発展している。
 昨年、庄司が英国を訪ね100周年を迎えたことから、「益子×セントアイヴス100周年祭―友情は海を越えて―」を開催するはずだったが、コロナ禍で事業は延期となっている。
 庄司が英国に渡る時、スペイン風邪が世界的に流行、奇しくも100年経った今、新型コロナウイルスが感染拡大している。県民芸協会長を務める平野代表は「庄司が志を抱き海を渡ったように、今また未来に向かい歩みたい。これまでの100年を振り返り、さらに新たな100年を刻む道標として両地にモニュメントを贈ることができるよう、多くの方にご支援をいただけたら」とCFへの支援を呼び掛けている。
 モニュメントのデザインは、庄司とリーチの「陶」のつながりをコンセプトに、庄司の孫で濱田庄司記念益子参考館長の濱田友緒さん(53)、人間国宝の陶芸家・故島岡達三氏の孫で陶芸家の島岡製陶所代表島岡桂さん(42)が監修、同町の「MCAA」が制作。制作状況はホームページで公開され、9月上旬の完成を目指す。
 CF支援は3コースで、返礼品は濱田庄司、島岡達三図案の豆皿など。ホームページ、、電話、ファックス、メールほか、益子町内の濱田庄司記念益子参考館、益子陶芸美術館、陶庫、民芸店ましこ、益子焼つかもと、道の駅ましこで現金のみを受付ける。
 詳しくは県民芸協会事務局(益子町・陶庫)☎0285・72・2081

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