「かごめらぼ」の五月女さん夫妻

水源守る里山整備に向けCF

水の杜育む「暮らしと生業」創造プロジェクト

社会

 茂木町町田尾軽の竹細工職人・五月女大介さん(40)、ヨガトレーナー・尚子さん(43)夫妻は、里山で自然と調和した暮らしを学ぶ場を整備することを目的にクラウドファンディング(CF)「水の杜育む『暮らしと生業』創造プロジェクト」を始めた。
 五月女さん夫妻は、東日本大震災をきっかけに、自然と調和した仕事と暮らしを模索し、2016年に茂木に移住。生業としての自宅兼工房「かごめらぼ」を構えた。千本城址の麓で地域の竹林の竹で作品を生み、また枯れた竹や枝を利用してロケットストーブやかまどで煮炊きするなど資源を有効に活用している。
 2人は、「近年コンクリート化し、大地が呼吸を失い生命力が亡くなることで草や木が弱り、土砂崩れなどが起きやすい状況となっている」と話す。そこで自然な水と空気の流れを促し、大地を蘇生させる取組みを学び、「かごめらぼ」のフィールドを実践場として自分たちならではの暮らしを創出している。
 CFは、裏山からの水脈を整え、段々畑や自宅周辺の集落の環境整備、古い納屋を地域の自然素材で改修し、今後のワークショップや展示会場、演奏会などの拠点にして活用、地域活性することが目的。大介さんは、「ワークショップを通じて、自然も人も繋がる美しい暮らし創りを学んだ方たちが、それぞれの地域に持ち帰り活動を広げ、今回の取組みがその1つのモデルになれば。まずは小さな実践から」とCFへの支援を呼びかけている。
 支援の目標額は700万円。資金の使途は、納屋改修費に約400万円、ワークショップ人件費・材料費などに250万円、リターン製作費約50万円。
 「モーションギャラリー」で11月19日まで支援を受付けている。
 12月以降に活動を始める予定で、支援の返礼のリターンとしてワークショップの参加チケットなどが用意される。
 CFは「モーションギャラリー」の「かごめらぼ」で検索。

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