秋元社長からトロフィーを受ける薄羽さ

畜産物部門で連続全国1位

2大産直ECサイト 食べチョク/ポケットマルシェ
食べチョク 殿堂入りを果たす

社会

~益子・薄羽養鶏場~
 益子町の合同会社「薄羽養鶏場」(代表社員・薄羽哲哉)が、農産物の2大産直サイトの「食べチョク」と「ポケットマルシェ」で昨年1年を通じてユーザーから高評価を受けた生産者として両サイトの畜産物部門で2年連続1位に選ばれた。特に食べチョクでは1位は3回目となり殿堂入りを果たした。両サイトを通じて部門別1位に輝いたのは同社のみ。

 「食べチョク」の表彰式は1月17日、運営する(株)ビビッドガーデン本社(東京・浜松町)で対面で行われた。2020年、22年、そして今回23年と1位になり、秋元里奈代表取締役社長から部門別1位のトロフィーを受けた薄羽さんは「卵を十分に供給できない時期があり、正直、今回はもらえるとは思っていなかった。客離れも心配だった」と振り返った。
 数年前に飼料価格が高騰し、卸値価格は低調なため「出荷すればするほど赤字」(薄羽さん)が続いた。そこで飼育する鶏の数を減らした矢先、一昨年末に全国で広がった高病原性鳥インフルエンザの影響や餌代の高騰などで昨年前半は卵の供給不足が続き価格が急上昇。店頭から〝物価の優等生〟の卵が消えた。
 店頭、道の駅ましこ、JAフレッシュ直売所などで直販する他、オンラインでは東京、埼玉など首都圏はもちろん、北海道から沖縄まで常連客を持つ同社。通常出荷が落ち着く昨年1月、卵を産まなくなった鶏を入れ替えたことも重なり、約1カ月半、供給不足に陥った。
 店頭販売の卵は午前中でなくなり、通販も通常注文から1週間で出荷できたものが3、4週間かかる事態に。夏の酷暑では産卵率が落ち通常のM、Lサイズがそろわず、小さいサイズを「訳あり品」として価格を抑えて対処した。餌を工夫し卵の質を落とさないように最大限の注意を払った。
 少しでも収益を確保しようと自社ブランドの開発にも乗り出した。22年秋、卵を産まなくなった親鳥の肉を使った「バターチキンカレー」を益子土産として販売を始めた。肉質は硬めだが味わい深く、レトルトにすることで克服。産直ECサイトでは鶏卵とセットにした。
 さらに県フードバレー事業に参画。有名洋菓子店創業者門林秀昭さん監修で昨年夏から、焼き菓子「たまご屋さんのフィナンシェ」を製造販売。哲哉さん、香さん夫妻とパート従業員が交代で道の駅ましこの加工場を借りて手作りしている。
 今年の目標は注文確定時に動画や写真をテキストとして提供してきた卵料理のレシピの紹介を充実させたいという。「食卓に家族の笑顔が見られるようになるお手伝いができるとうれしい」と話した。

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