益子大使に任命

俳優 松﨑映子さん
プロサッカー選手 西谷優希選手(ツエーゲン金沢)、西谷和希選手(徳島ヴォルティス)
OSK歌劇団 空良玲澄さん

社会

 益子町出身で俳優の松﨑映子さん、ツエーゲン金沢の西谷優希選手、徳島ヴォルティスの西谷和希選手(1月8日時点)が『益子大使』に任命され、OSK日本歌劇団の空良玲澄さんが1月28日に任命される。4人は2023年10月に委嘱された、タレントの井上咲楽さんに次ぐ委嘱となる。『益子大使』とは、町に深い愛情を持つとともに、その魅力や実力を積極的に発信できる人物に委嘱されるもの。西谷両選手はこれまで『益子宣伝部長』を務めていたが、この度大使に委嘱替えとなり、松﨑さんと空良さんは初の任命となる。

◇俳優・松﨑映子さん◇
~舞台で培った表現力で益子の魅力発信~

 数多くの舞台で培った表現力と演技力で、舞台はもちろん、映画、テレビドラマ、CMなど多方面で存在感を増している俳優松﨑映子さん(40)。益子を代表する陶芸家松﨑健さん(73)を父に持つ。
 「縄文象嵌」で重要無形文化財保持者(人間国宝)の島岡達三門下で5年間修業し独立築窯。窯変など個性の強い土と格闘し力強い作品を生み出してきた父親の下で幼少期を過ごす。
 陶芸の里で個性豊かな陶芸家にも囲まれ、近所に住んでいた絵本作家いわむらかずおさんのアトリエに遊びにいくことも。幼い頃から芸術に親しむ環境に恵まれ、感性を磨いてきた。
 父親と同じ玉川大学で演劇を専攻。卒業後も自身の演劇ユニットを立ち上げるなど、精力的に活動する。
 一昨年公開された映画『光の指す方へ』(今西祐子監督)では映画館をオープンさせたものの恋と仕事に悩む等身大の女性を好演した。青梅市にある東京で唯一の木造建築の映画館・シネマネコをメインロケ地にフィルム映写が印象的に登場する本作。犬飼直紀演じる大学受験に失敗した年の離れた弟と、松﨑映子さん演じる姉まどか。姉弟の自然で繊細な心の交流も話題となった。
 昨年1月には地元で後援会も発足。同2月から宇都宮市にある宇都宮ヒカリ座でも公開され、「地元で公開されるのは感慨深い。応援してくれた方々へ恩返しができる」と語っていた。
 昨年も、韓国映画をリメイクした岡田准一、綾野剛主演の映画『最後まで行く』(藤井道人監督)にも出演。今後の活躍が期待される。
 益子大使委嘱状交付式は昨年11月18日開催の益子町功労者表彰の式典後に行われた。広田茂十郎町長から、「たくさん益子町をPRしていただきたい」と委嘱状を受け取った。
 東京在住で「益子出身というとおしゃれな町ですねと言われる。また、陶器を日常でも食事や自分にあわせて選び、食卓に並べることは心を豊かにするなと改めて感じている」という松﨑さん。「今の益子の魅力を益子町の方々に教えていただき発信したい。そのためにも俳優として幅広く活躍できるよう精進したい」と力強く語った。

◇プロサッカー選手 西谷優希、和希選手◇
~益子町の力になれるよう町の良さをPRしていきたい~

 益子町出身でプロサッカー選手の〝西谷兄弟〟。兄の優希選手は2024年シーズンからJ3・ツエーゲン金沢、弟の和希選手はJ2・徳島ヴォルティスに所属。
 2人は益子ストラーダでサッカーを始め、高校は鹿島学園高等学校に進学。優希選手は高校卒業後、仙台大学を経て14年ドイツ4部リーグ・エルンテブリュックに加入。18年7月に栃木SCに入団し、22年シーズンはキャプテンを務めるなど、チームを牽引。23年シーズンは40試合に出場するなど活躍していたが、24年シーズンよりツエーゲン金沢への完全移籍が発表されている。和希選手は高校卒業後、流通経済大学に進学。16年に栃木SCに加入し、20年に徳島ヴォルティスに完全移籍。21年には益子町初のJ1リーガーとして、チームの勝利に貢献。現在も徳島の中心選手として活躍し、24シーズンも同チームでの更新が発表された。
 これまで2人は『益子宣伝部長』として、SNS等を通し、益子の魅力を発信してきたが、23年12月20日に『益子大使』に任命され、同日、益子町役場町長応接室で委嘱状交付式が行われた。期間は26年12月19日までの3年間となる。
 交付式には、広田茂十郎町長、坂入武司副町長、三田進教育長らが同席。広田町長から「8月13日にカンセキスタジアムで行われた栃木SC対徳島ヴォルティス戦は益子町民デーでもあり、緊迫した試合に多くの町民が感動しました。是非益子町の魅力をPRして頂き、そして、西谷兄弟の益々のご活躍を、町もしっかりと応援してまいります」と2人にエールを送った。
 交付について優希選手は「益子町は慣れ親しんだ、とても居心地のいい場所で、大使という光栄な役職に就かせて頂けた事は素直に嬉しいです。これからも力になりたいです」と話し、和希選手は「益子町は僕にとって我が家のような存在ですし、大切な役職を頂いた事に感謝しています。プロのサッカー選手として注目度も高く、益子町の良さを広められる立場でもありますので、インタビューの際には必ず入れていきたいです。そして、SNSなども使って町の良さを知って頂けるようにPRしていきます」と思いを語った。

◇劇団員・空良玲澄さん◇
~歌劇の世界に憧れてOSKにとってふさわしい存在に~

 益子町出身でOSK日本歌劇団所属の空良玲澄さん。高校卒業まで地元の益子で育ち、卒業後は、同歌劇団の研修所に入所し、2019年に『春のおどり』で初舞台を踏んだ。これまで数々の舞台に立ち、現在放送中の連続テレビ小説にも出演。芸名の『空良玲澄』は、故郷・益子の澄んだ空にちなんで自身で命名したという。
 幼い頃から踊る事が大好きで、小学生の時に真岡ミュージカルに入団。高校生の時に、真岡市出身で現在特別専科の桐生麻耶さんと出会い、一瞬で心を奪われた。そして、歌劇の世界と男役に憧れるようになり、「声が低い事がコンプレックスでしたが、〝男役なら自分の声を最大限に生かすことが出来る〟と前向きに捉えられるようになりました」と当時を振り返る。
 研修所に入所して、歌劇の世界ならではの礼儀や上下関係の他、「試験の度に他の研修生と競い合う事が辛かった。バレエや歌を習っていたわけではないので、その差や、益子という穏やかな町で育ってきた自分にとって競い合う事は心身的にもきつかったです」と話す。さらに、怪我で半年ほどまともに授業が受けられなかった際は、周りから取り残されてしまった孤独を感じた。しかし、「男役をやりたい!」という気持ちと、近くに劇場があり、劇団員が舞台に立っている姿をみて、心折れずに続ける事ができた。
 昨年1年間は、桐生さんと同じ公演に入ることが多く、舞台以外でも同じ時間を過ごす事が多かったことから、「桐生さんから〝そんな事まで聞いてくるの空良くらいだよ〟と言われるくらい、細かいことまで聞いていました」と笑い「男役を極めている桐生さんだからこその言葉をたくさんいただけたので、男役として、人として、舞台人としても学ぶことが多かったです」と空良さん。今年について「男役10年の中で、半分が過ぎました。自分がどうあるべきか、OSKにとってしかるべき存在になれるか。たくさん泣いて笑って、更に成長できる年にしたいです」と意気込みを語り、故郷について、「木と山と、この広い空に何度も救われました。気持ちを開放してくれて、優しい気持ちにさせてくれるこの場所を、たくさんの方に知って頂けたらうれしいです」と思いを語った。

 益子大使の委嘱状交付式は、1月28日(日)の益子公演で行われる。

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