お客と一体となった寄席

笑いで免疫力アップ

ステップワン落語会

催し物

 STEP‐1落語会実行委員会(笹井基裕代表)主催の三遊亭わん丈さんによる「ステップワン落語会第4回初歩寄席」が3月7日、茂木町増井のステップ1ビル一階こんこん亭で開催され、町内外の落語ファンがひとときを笑いで過ごした。
 コロナ禍で心が沈む中、町内外の人が訪れ、換気や手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスで感染防止対策を講じて行われた。
 わん丈さんは、会場にちなんだ鮮やかな滑り出しを枕に「子ほめ」「お見立て」を披露、中入り後は「権助魚」、「壺算」を熱演した。会場は、終始笑いや拍手が沸きあがっていた。
 わん丈さんは、昨年9月、第31回北とぴあ若手落語家競演会で大賞を受賞。快進撃の続く若手落語家だが、茂木での独演会も4回目。「茂木での寄席は自分にとっても特別で、中入り後に2席やれるのも古典の滑稽噺を4つ並べたのも、お客さまが一緒に落語を作ってくれたからです」と渾身の一席を満足そうに話した。
 同町の鶴田さとみさんは「気が滅入りそうだったので春らしい色の着物で」と今回も和服姿で訪れた。「登場人物が一瞬にして入れ替わる声色が見事で、頭の中に花魁と旦那の姿かたちが浮かんできた。笑って免疫力が上った」と感動していた。
 寄席は、同町のあいあいTVで3月19・20日に放映予定。

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