「感謝の気持ちをプレーで示したい」と語る小倉選手

苦難乗り越え2年目の飛躍へ
NPB入りへ「勝負の年」

栃木ゴールデンブレーブス 小倉由靖選手(真岡市出身)

スポーツ

2022年、ルートインBCリーグ「栃木ゴールデンブレーブス(GB)」に入団した小倉由靖選手。春先の肩の手術により練習生契約となったが、4カ月に及ぶリハビリを経て復帰した後は、持ち前のミート力と俊足を生かし、好成績を残した。「今シーズンは勝負の年」と語る小倉選手に、ルーキーイヤーの手応えや2年目にかける意気込みを聞いた。
 小倉選手は小学3年生で野球を始め、中学時代は父の悦男さんが球団代表を務める硬式野球チーム「上三川ボーイズ」でプレー。その後、進学した宇都宮南高校、城西大学でも活躍し、栃木GB入団を果たした。
 しかし、右肩に「胸郭出口症候群」を発症し、4月に手術。選手契約から練習生契約に変更となり、復帰を目指したリハビリ生活が始まった。
 「野球を始めて以来、こんなに長い期間プレーできなかったのは初めて」と話すが、寺内崇幸監督や飯原誉士コーチからは「追い込まれるまでは力強くスイングする」「一球ごとに変化する状況を的確に判断する」ことが大切だとアドバイスされたという。
 リハビリ期間は「自分のことを客観的に見られるいい機会だった」と振り返る小倉選手。8月に再び選手契約を結ぶと、16試合に出場し、打率3割1分6厘をマーク。三塁打も2本放つなど、50㍍6秒2の俊足を随所で発揮した。
 チーム内には5人のNPB(日本野球機構)経験者がいるため、技術を学ぶ環境は整っている。2年目の目標を、シーズンを通しての試合出場と「打率3割、10本塁打、20盗塁」に設定し、休日返上でトレーニングに励んでいる。
 BCリーグに所属する選手は「NPBのドラフト指名」が最終目標。小倉選手は、大卒2年目となる今シーズンを「勝負の年」と明言する。新戦力が加わり、チーム内の競争も激しくなるが、守備や走塁も含め「NPB入りの夢を叶えるため、すべてにおいてレベルアップする」と自らにハードワークを課す。
 これまで支えてくれた人たちに対しては「リーグ優勝が一番の恩返しになる。感謝の気持ちをプレーで示せるよう、いい状態で開幕を迎えたい」とさらなる飛躍を誓った。

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