受賞式に臨んだ左から桜井さん、為永さん、東海林さん、加藤さん

茂木町がグランプリ受賞

「行革甲子園2022」
職員が非営利団体を設立し財源生み出す

社会

地方自治体が取り組む「行政改革」を審査し表彰する大会「行革甲子園2022」(愛媛県主催)が8月26日、愛媛県松山市民会館で開催され、茂木町がグランプリを受賞した。同町の職員らが非営利団体を設立し、無報酬で地域資源を活用して町の財源を生み出すという、他にないイノベーションあふれる企画と実践、創意、努力が高く評価された。
 同大会は、自治体間でアイデアやノウハウを共有し、自らの取組に活用して行政改革の推進を図ることを目的に、隔年で開催されている。第6回の今大会には、全国33都道府県から85団体がエントリー、書類審査で選ばれた8団体が取り組みを発表した。
 茂木町は、地方創生に関する勉強会をきっかけに、受講した職員らが「20年後の子どもたちに住みよい環境を創るために~」をテーマに、豊かな森林などの地域資源を活用して町の財源を生み出そうと、令和2年4月1日に有志で、一般社団法人Social Up Motegi」(為永崇志代表理事)を設立。設立費用はクラウドファンディングで獲得した。
 初年度の取り組みは、芳賀地区森林組合や町内の製材業、建具店、酪農家など、町民と共に活動し、町産木材による「積み木」づくり、町産和牛のブランディングプロデュースと販売を実施。約300万円を売り上げ、純利益約12万円のうち6万円を町の「もてぎ・未来・夢基金」へ寄付した。
 活動は、非営利、無報酬で通常業務以外の時間を費やし、地方公務員法第38条第1項の兼業許可を要しない内容で、町職員の立場と切り離した経済活動、SNS・動画で情報発信などを行っている。
 同大会には、メンバーの為永崇志、櫻井政二、東海林帆、加藤光樹さんの4人が町代表として出席し取り組みを発表した。代表理事の為永さんは「町民と一緒に活動していることが評価されとても嬉しい。これからも森の循環を軸に、地域資源のブランディングで社会貢献活動を続けていきたい」と受賞を喜び、継続した活動に意欲を燃やす。

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