古田土雅堂

河川公園内の旧古田土雅堂邸

ふみの森もてぎ 近代住宅の歴史を検証

10/9講座で「旧古田土雅堂邸」の魅力を学ぶ

催し物

 茂木町のふみの森もてぎ歴史資料展示室で10月17日まで「旧古田土雅堂邸町内移築20周年」、「ふみの森もてぎ開館5周年」を記念して古田土雅堂作品展が開催されている。
 古田土雅堂(本名貞治)は明治13年、旧中川村河井(現茂木町)に生まれ、東京美術学校(現東京芸術大学美術学部)日本画科を卒業後、アメリカへ渡った。ニューヨークでは、ノリタケカンパニーの前身のモリムラブラザーズで、ディナーウエアーのデザイナーとして活躍し、ニューヨークで油彩画も発表し評価を得ていた。
 雅堂は、関東大震災直後に帰国するに当たり、アメリカ製組立式住宅を輸入した。大正13年に宇都宮市下戸祭に竣工し、新聞で取り上げられた。桜通りのホワイトハウスと称され、美術科生がスケッチに訪れるなどランドマーク的存在として親しまれた。
 平成11年、解体を余儀なくされ、雅堂の故郷・道の駅もてぎ河川公園内に移築、土・日・祝日に開館している。大正中期の輸入住宅の生きた遺構で、近代住宅の歴史を検証する上でも建築業界から注目されている。
 今展の関連イベント第2弾として10月9日(土)13時30分~15時30分、ふみの森のギャラリーふくろうで講座が開かれる。
 内容は①明治・大正期のアメリカと日本における生活の近代化への潮流―旧古田土雅堂邸が映し出す100年前の理想的住まい―講師・野澤俊太郎氏(東京大学教養学部・大学院総合文化研究科特任助教)②大正期に輸入されたアメリカの暮らし―メールオーダー住宅旧古田土邸を例に―講師・小見山陽介氏(京都大学大学院工学研究科建築学専攻講師)
 講座はオンライン(講師のみリモート参加)で開催予定。定員は50人。なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況により内容の変更がある場合があり、ふみの森HPで確認か問合せを。参加希望者はふみの森もてぎ☎0285・64・1023へ申し込む。

PDF版はこちら

今号の記事

カテゴリー一覧