FIAーF4に挑戦
真岡の高校生レーシングドライバー 野澤勇翔選手
スポーツ高校生レーシングドライバーとして活躍する、真岡市の野澤勇翔選手(真岡工業高校3年・17)がこのほど、「2023FIA―F4JAPANESE・CHALLENGE」の5代目チャレンジドライバーに決定した。
「自分との闘い 夢はF1」
JAPANESE・CHALLENGEとは、国際自動車連盟が制定したFIA―F4選手権シリーズへの門戸を広げるべく、全日本カート選手権、スーパーFJというエントリーカテゴリーで腕を磨いた選手のサポートプログラム。コロナ禍もあり、一時募集を中止していたが再開し、2023年のチャレンジドライバーとして、野澤選手が選出された。
野澤選手は幼少期から車に興味を持ち、8歳の時に井頭モーターパークで乗り物を操る楽しさに魅了されこの世界に入った。その後、上三川町のレーシングチーム「エッフェガーラ」(加藤真代表)に所属し、これまで全国で行われた試合に出場。2021~2022年はFormula・Blueにスカラシップドライバーとして活動。現在は、カートはエッフェガーラ、FIA―F4はOTG・Motorsportsに所属している。
2021~2022年は全日本カート選手権のFS―125クラスや、全日本カート選手権の最上位に位置するOKクラスで活躍。書類選考、実車でのオーディション選考を経て、見事5代目チャレンジドライバーとなった。
野澤選手は「カテゴリーが上がることでプレッシャーもあります。この1年は自分との闘いになると思います」と話し「夢でもある〝F1ドライバー〟に一歩でも近づけるように、これまで学んだことを生かし、支えてくれている家族や友人、お世話になった方々に感謝しながらチャレンジしていきます」と意欲を語った。
野澤選手は、5月2日~4日に富士スピードウェイ(静岡県)での試合を皮切りに、強豪選手らと7試合を戦う。11月3日~5日の最終戦は茂木町のモビリティリゾートもてぎで開催が予定されている。