寸劇で認知症の人の対応を学ぶ児童

お年寄りをたいせつにしたい

山前小4年生が認知症学ぶ

社会

 真岡市いきいき高齢課は6月29日、山前小学校(中島浩之校長)4年生(32人)を対象に、同校多目的ホールで、小学生向け認知症サポーター養成講座を行った。
 同講座は、若年期から認知症について正しく理解してもらうことで豊かな心を育成し、地域社会の一員としての役割を担えるようにすることが目的。同校4年生は総合的な学習の時間の一環(福祉)として実施した。
 児童は市の担当者から、認知症の脳の状態や認知症になると起こる事案について説明を受けた。続いて市認知症予防ボランティアオレンジサポーター3人が、嫁、高齢者、孫に扮し、家庭内で起きる認知症の事案に対応する寸劇を披露した。さらに児童も嫁、高齢者、孫に扮して同内容の寸劇を行い、認知症の人の対応と3者の気持ちを学んだ。児童は積極的に取り組んで理解を深め、「お年寄りを大切にしようと思った」「おばあちゃんが家に居るのでやさしくしたいと思う」と感想を述べた。
 児童には、認知症の人を応援する意思を示す「オレンジリング」が贈られた。

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