こども食堂に漢方農法米を寄付

真岡市青田・八木橋一郎さん

社会

 真岡市青田の米農家・八木橋一郎さん(67)は、宇都宮市にある自然食品店ララカフェの「こども食堂」へ「コロナ禍での子ども達の食事を少しでも満足させてあげたい」と自身が生産する漢方農法米を昨年から不定期で寄付し続けている。
 漢方農法米は、店内でも販売され、カフェで提供される無料子どもカレーに使用されている。
 漢方農法米とは、漢方薬を製造する過程で出る搾りガラを醗酵・熟成させて有機質堆肥として稲作に利用する栽培法。栽培期間中は農薬や化学肥料を使用しない他、今では珍しい天日干しの作業を12年間続けており、この一手間をかけることで美味しくなるという。
 12月は漢方農法天日干しもち米を使用した切り餅〝天使のおやつ〟と〝悪魔のおやつ〟の生産・販売が始まり、毎年好評を得ている。「今後もこだわりを持ってより美味しい米作りに励みたい」と米作りへの思いを語った。

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