会場のそうそう長沼

そうそう長沼(旧長沼北小)で職域接種

社会福祉法人では県内初

社会

 宇都宮市竹下町にある社会福祉法人飛山の里福祉会(直井修一理事長)は、7月13日から職域接種を開始した。
 直井理事長の「障がい者施設でのクラスター発生事例を目にし、利用者、職員に苦しい思いをさせたくない」という思いで、6月9日に申請。法人施設利用者、職員とその家族、取引先企業等のほか、近隣の社会福祉法人施設にも呼び掛け、社会福祉法人として県内で初めて職域接種の実施に至った。会場は真岡市砂ケ原のそうそう長沼及び、宇都宮のハート飛山の2か所で実施。各々1200人、合計2400人で申請し、8月23日時点で約半数の接種が終了している。
 8月24日は、そうそう長沼で100人のワクチン接種が行われ、接種会場責任者の谷田部稔さんは「職域接種にあたり、真岡市よりノウハウをご指導頂いたほか、パネルや災害用ベッドの貸し出しなどの協力もあり実現する事ができました」と感謝を述べた。同会場でワクチン接種を担当する池添祐大医師は「障がい者の方は積極的なワクチン接種や、他会場での集団接種を行う事が難しい為、このような取り組みはご本人や、ご家族にとってもありがたい事だと思う」と話した。
 接種を受けた団体職員の女性は「対人サービスなので、感染のリスクがありましたが、ワクチンを打つことが出来て良かった」と話していた。

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