ウグイの稚魚を放流する児童

ウグイ稚魚2千匹放流

芳賀南小の3年生

文化

 「大きくなってね」。  芳賀南小の3年生約40人が11月11日、同校近くを流れる野元川でウグイの稚魚2千匹を放流した。児童の環境への関心を高めてもらおうと「野元川を愛する会」(大島浩会長)が毎年実施している恒例行事。児童らはバケツに入った稚魚を歓声を上げながら放っていた。
 同会は、芳賀工業団地造成に伴う「芳賀工業団地工場排水野元川放流反対期成同盟」を前身に1989年発足。町内を流れる五行川、大川の3河川の水質監視活動などに取り組んでいる。
 稚魚放流は、合併する以前の水沼小、水橋小、高橋小の3校時代から実施。児童が自分たちが住む町について調べる「総合的学習の時間」で行った。
 玉川小文さん(9)は「触ると動いて面白かった。大きく育ってね」と放っていた。

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