現役エンジニアから自動車開発の最前線を学んだ特別講座

エンジニアが「学び」伝授

真岡高で「STEAM教育」講座

文化

 科学や技術、工学、芸術、数学など、文系、理系にとらわれずさまざまな社会的課題に対応できる人材の育成を図る県教委の「STEAM教育推進事業」参加校の一つ、真岡高で現役のエンジニアを招いた特別講座が開かれた。
 事業は宇都宮北、栃木女子、黒磯の4校をモデル校に本年度スタート。真高の特別講座は主に理系の1、2年生35人が参加した。
 講師は芳賀町の本田技術研究所先進技術研究所のチーフエンジニアら3人。「エンジニアと未来をつくろう!プロフェッショナルが現場で使う、高校での学び」をテーマに、自動車開発の最前線などを解説したほか、「高校物理『力学』の基礎を身に付けておくことが最先端技術の研究に携わることができる」など高校での学びの大切さを説いた。
 ワークショップでは「モビリティ(移動性)で実現するウェルビーイング(生きがい)な2040年の暮らし」をテーマに自由に意見を交わした。2年の小堀和幹さんは「文系だけど、興味ある分野以外も学ぶことが専門分野に生きてくると感じた」と講師に感謝していた。

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