花笠風飾りを持つスタッフと回収箱を持つ今井さん(前列左から3番目)

コロナ禍で生まれたカラフル活動

芳賀東小支援ボランティアの会
紙花のボードで校内飾り、住民の思い伝える

社会

 芳賀東小玄関に、地域のボランティアが制作したウエルカムボードが飾られている。
 芳賀東小支援ボランティアの会(今井由佳コーディネーター、23人)はコロナの影響で校内での支援活動が難しかったことから学校を訪問しなくても、地域住民の思いを伝えたいと「みんなで作ったカラフルな紙花を学校に飾って児童や来校者の心を元気にしたい」と昨年2月から「カラフル活動」を開始した。
 町総合情報館、町民会館、芳賀東小昇降口に回収箱を約2週間設置し、会員が紙花を集めた。紙花は、お花紙や紙バンドで作った華やかなものや広告や包装紙で作ったものなど種類、大きさが様々。また、紙花のチョウやクワガタなどが入っていることもあり、開封の楽しさを増した。紙花は3月上旬、台紙にボンドで貼り付け、同校玄関と、卒業式、入学式が行われた体育館の出入口にディスプレイされ、卒業生を送り出し、新入生を温かく迎えた。
 第2回カラフル活動は5月に町農業者トレーニングセンターを加えた4カ所に回収箱を置いて行い、集まった紙花を6月14日、16日に同校で、円形の台紙にアジサイをモチーフに花笠風の飾りを完成させた。飾りは、職員室と一年生の教室の間で全校生徒が目にする場所にディスプレイされた。
 今井さんは「どんな形の花も、作った人の思いが込められており、それを飾りつけすることで心を届けられます。活動を発展させていけたら嬉しい」と目を細めた。

今号の記事

カテゴリー一覧