もてぎカートレース最終戦

野澤勇翔選手

地方カート選手権・もてぎカートレース シリーズチャンピオンに

夢はF1ドライバー
躍進する野澤勇翔選手(久下田中3年)

スポーツ

 レーシングチーム「エッフェガーラ」(加藤真代表)に所属する久下田中3年、野澤勇翔選手(真岡市さくら)は、国内各地で開催された「全日本カート選手権FS‐125クラス」、ツインリンクもてぎで行われた、「地方カート選手権FS‐125クラス」「もてぎカートレースシリーズX30クラス」のダブルタイトル戦に参戦。全日本カート選手権では14位、もてぎカートレースと地方カート選手権ではシリーズチャンピオンを獲得した。
 全日本カート選手権は、国内Aライセンスまたは、国際Cリストリクティッドライセンス所持者、もてぎカートレースは、13歳以上で内B以上または、国内ジュニアA以上のライセンス所持者が出場できるクラスとなっている。野澤さんは「全国から集まったレベルの高い選手たちの中でシーズンチャンピオンになれたことは大きな収穫。特に8月23日に行われたもてぎカートレースでの1位の成績は自信につながった」と今シーズンを振り返った。
 野澤選手は幼少期から車に興味を持ち、8歳の時に井頭モーターパークでカートに魅了されこの世界に入った。小学6年、中学1年生の時は順位に浮き沈みがあり、初めて挫折を味わった。「周囲の支えで乗り越えることができた」と当時を振り返った。
 レース前のルーティンは「なりたい自分、成功している未来の自分をイメージし挑んでいる。今は全力で学び、プレッシャーも楽しみに変えている」という。チーム代表の加藤さんは野澤選手の活躍に「彼はまだまだ伸びしろがある、発展途上のドライバーです。このチャンピオン獲得をステップに、更なる成長を期待しています」とエールを送った。野澤選手は「これからはもっと自分の成長を楽しめるようにしたい。いつも応援してくれる学校の先生や友人、特別な事をやらせてくれている両親に結果で恩返しができれば」と意気込みを語り、夢のF1ドライバーに向けて前進している。

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