鈴木那智選手

FC QOL MITO CIRUELAメンバーとスタッフ

鈴木那智選手 プレナスなでしこリーグを
         目指して

幕戦に向け練習に励む

スポーツ

 2023シーズンより、セレソン宇都宮SCから『FC QOL MITO CIRUELA』(一般社団法人QOLレディース・木村奈菜代表理事)に加入した鈴木那智選手(19)。
 鈴木選手は市貝町出身で、兄の影響で小学2年生の時にサッカーを始めた。ポジションはゴールキーパー(GK)で、小学時は市貝SSS、エスペランサMOKA、中学時は市貝中学校に所属し、サッカーの基本を学んだ。高校は私立宇都宮文星女子高等学校に進学しサッカー部に入部。在学中は県予選大会で優勝するなど、3年間サッカーに打ち込んだ。
 同チームは、関東女子サッカーリーグ2部に所属し、プレナスなでしこリーグへの参入を目指している。鈴木選手は昨年11月にトライアウトを受け、同チームに加入。現在は親元を離れ、水戸市内の自動車用品店で働きながらサッカーと仕事を両立している。鈴木選手は、2月26日に水戸市ツインフィールド(水戸市河和田町3438―1)で行われた「第14回水戸市協会長杯女子サッカー大会」で公式戦初出場を果たし、チームも優勝を飾った。初出場に鈴木さんは「とても良い雰囲気で勝ち進み、試合も楽しむことができた」と語った。
 鈴木選手について、木村代表理事は「女子サッカーでGKの獲得は難しく、とても貴重な存在。19歳という若さで伸びしろがあり、これからの成長が楽しみな選手の1人です」と期待を寄せる。
 鈴木選手は今後の目標について「私を支えてくれる家族や、チームの先輩方の為にも、まずは関東1部、そしてプレナスなでしこリーグを目指して、勝利に導けるような選手になれるよう努力します」と意欲を語った。
 同チームは3月26日午後2時から水戸市ツインフィールドで開催されるプレシーズンマッチでつくばFCレディースと対戦。また、4月15日(土)に開幕する、2023年度「第29回関東女子サッカーリーグ」に向け、練習に励んでいる。チームの開幕戦は16日(日)午後1時から那須スポーツパーク(大田原市湯津上2745)で、河内SCジュベニールと対戦する。

今号の記事