瑞宝双光章(警察) 交通部門で多方面に貢献

第36回危険業務従事者叙勲
芳賀町祖母井 石川重男さん(72)

文化

 1968(昭和43)年に栃木県警に入り、宇都宮中央、茂木、宇都宮東、足利などの各警察署や交通機動隊など主に交通部門に勤務し、2010(平成22)年、真岡署で退職した。交通機動隊として国体や植樹祭で来県された両陛下の自動車お列の警護にも従事。沖縄本土復帰では、自動車の右側通行から左側通行への切り替えで県警から選抜され、現地で指導に当たった。
 退職後公益財団法人被害者支援センターに4年勤務した。児童6人が巻き込まれた鹿沼市クレーン車暴走事故があり、被害者の気持ちに寄り添い支援に当たった。その後芳賀町役場に交通教育指導員として4年間勤務。警察官OBとして豊富な経験を基に幼稚園児から高齢者まで年代に応じた交通安全教育を行った。
 現在は、家庭菜園とゴルフを趣味とし、警察官時代の友人や地域の愛好者とのゴルフを楽しんでいる。
 受章を受け「周りの人の支えがあって勤務ができた。今後も地域の安全のために微力ながら尽力したい」と話した。

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