芳賀郡市初の女性消防士 人の為になりたい

相塲みさきさん社会人経験を経て消防士に

社会

 芳賀地区広域行政事務組合消防本部真岡消防署に勤務する相塲みさきさん(26)は、芳賀郡市初の女性消防士として地域住民の安全を守るため消防業務に当たっている。
 相塲さんが消防士を目指したのは、社会人として企業で働いているときだった。日々の生活の中で「人の役に立ちたい。身をもって人のためになる仕事を」と考えるようになり、企業を退職し、2020年4月に県消防学校に入校。半年間の教養と訓練を終え、昨年10月に真岡消防署に配属された。
 学校生活は覚えることも多く体力も使う為、自己管理の大切さを実感した。相塲さんのほか4名の女性消防士がおり、今でも交流があるという。
 配属から4か月が経ち、家族や友人、同僚の支えもあり、不安よりも消防士として地域住民から感謝される仕事に携われる喜びを日々感じている。消防士として今できる事に全力で取り組んでいる相塲さんは「いつまでも自己研鑽に励むことのできる隊員になりたい」と話し、「住民から信頼されるよう自分の存在意義を見出しながら、一人前の消防士になることを目標に日々努力していきます」と意欲を語った。

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