JAはが野 今季の「とちおとめ」初出荷

天候不順でも丹精込め甘くて濃い味
JA二宮東部集荷場で検査し

社会

 JAはが野(国府田厚志組合長)は10月15日、2021年度産(20年度秋~21年春)のイチゴ「とちおとめ」を初出荷した。
 同JAによると、7月の天候不順、8月の猛暑の影響が懸念されたが、苗の管理など、栽培農家が丹精込めて管理し、生育は例年並みという。
 この日、真岡市鹿にある同JA二宮東部集荷場に、同市物井の一木茂さん(47)が収穫したイチゴ253パック(1パック280g入り)が搬入された(=写真)。職員らが色の付き方、粒の大きさ、形などを検査し、初出荷となった。一木さんは「甘くて濃い、良い味。これからの寒さで甘みが増す」と、収穫の季節に期待を込めた。
 同JAいちご部会の20年度産のデータによると、部員は542人、総栽培面積約170・6ヘクタール、出荷数量は7758トン、販売金額は91億8300万円、栽培品種は、とちおとめ、スカイベリー、とちあいか、なつおとめ(夏秋いちご)。今年7月に名称が決まった新品種「とちあいか」も出荷され、イチゴ生産販売日本一に期待が寄せられる。

今号の記事