田植えをする生徒

伝統の田植え体験を実施

北陵高2年生が1年越しに

社会

 真岡北陵高校(下籠谷、藤野康之校長)2年生(5学科181人)と1年生(5学科173人)は5月26日、同校の田んぼで田植え体験学習を行った。
 伝統的な農法による田植え体験を行うことで心豊かで健康な心身を育み、また、食に対する意識を醸成し、生徒間の親交を深めることを目的に毎年行っている。例年1年生が行っているが、昨年は新型コロナウイルス感染症対策による休校期間でできなかったため、両学年で実施した。
 開会式で藤野校長は「稲作は日本文化の根源になっている。また、本校のお米は国際認証のグローバルギャップも受けており、農業学科のある学校の生徒として楽しんで作業して欲しい」と激励した。
 田植えを行った田んぼは8アールで、苗は生物生産科作物専攻の3年生が同校農場で育てた。
 生徒は苗を持ってはだしで田んぼに入り、クラス毎に1列に並んで3本ずつ丁寧に植えた。泥に足を取られて時折歓声も聞かれ、青空の下での作業を生き生きと行った。
 介護福祉科2年、東弓月さんは「田んぼに足を入れた時、感触に驚いた。田植え体験で、お米が作られる課程を学べた。昨年はコロナ禍で行事がなく寂しかったが今日はみんなで集まって作業できて楽しかった」と話した。

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