はしご車搭乗体験

園児が火災予防を呼びかけ

全国火災予防運動で演奏会

社会

 11月9~15日に実施された秋の全国火災予防運動に伴い、11月9日、園児65人による防火演奏会が真岡消防署で行われた。参加したのは西真岡保育園、西真岡第二保育園(仲島大理事長)で、園児に対する火災予防思想の育成と、地域住民への防火意識の高揚を図り、例年春と秋の全国火災予防週間に併せて真岡市内でのパレードを行っていたが、今年は新型コロナの影響で春のパレードと演奏会は断念。秋は演奏会のみとなった。
 園児らの見事な演奏に、中三川祐二真岡消防署長は「元気で素晴らしい演奏に、仕事を頑張る力をもらいました。ありがとうございました」と感謝を述べた。演奏を終えた小林里央愛ちゃんは「とても楽しかった。火遊びしないように気を付けます」と語った。その後園児らははしご車搭乗体験を行い、髙崎奏人くんは「高かったけど怖くなかった」、髙山剣輔くんは「はしご車に乗れて楽しかった」と貴重な体験に目を輝かせていた。
 芳賀地区広域行政事務組合消防本部によると、昨年の管内での火災発生は89件、今年は38件。原因は野焼きや火の不始末が多く「家庭でのごみ焼却等は絶対に行わないで」と喚起している。また、管内の住宅用火災警報器の設置率は全国平均を下回っており設置を呼び掛けている。

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