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米作り体験の歴史に幕

日々是好日

 真岡市立大内東小学校で行われてきた児童による体験実習の米作りが、昨年度で歴史に幕を閉じ3月26日、看板をはずした。
 この取り組みは、約30年前から、真岡市赤羽の荒井勇雄さん所有の田んぼを借りて行われていた。当初はもち米を作り、学校行事の餅つきや卒業生を祝う赤飯に使用していたが、近年はコシヒカリの稲作に取り組んでいた。
 これまで、保護者や地域の協力で続けてきたが、時代の流れもあり、令和2年度で止むなく活動を中止することとなった。
 大内東小学校の阿久津裕校長は「学校田を支えて下さった保護者や地域の方々には感謝しかありません。地域に根差した取組みの一つだったと思います。子どもたちには大切な思い出として記憶に残してほしい」と語った。
 荒井さんは「親子三世代で関わっている方もいるので、伝統的な行事がなくなってしまうのはとても寂しい。子どもたちは地域の宝なので、これからも見守っていきたい。この体験をずっと忘れないでいてくれたら嬉しい」と話した。

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