食材を清水代表(左から3番目)に手渡す野口部長

提供されたイチゴ付きの弁当

JAはが野 子ども食堂に農産物提供

~青壮年部が食育で地域支援~
さらに支援地域を広め継続的に活動

社会

 JAはが野青壮年部(野口一樹部長・盟友197人)は、地域支援の一環として、盟友(会員)から提供してもらった農産物を子ども食堂に提供する活動を展開している。
 同活動は、JAの基本理念である「協同」の精神で栃木県農協青壮年部として取り組んでいる。JAはが野青壮年部では、初の活動として昨年12月10日、茂木町の子ども食堂(清水文雄代表)に玄米30㎏、イチゴ4パック入り6箱、味噌1㎏、ジャム3瓶、イチゴ濃縮ジュース20本を提供、同町社会福祉協議会事務所で寄贈式を行った。
 茂木町の子ども食堂「みんなの台所」は、茂木小近くで平成29年1月にオープンし、子どもは300円。大人は500円、又は誰でも無料で月に2回、バイキング方式で夕食が取れるようになっていた。しかしコロナの影響で昨年6月からは、町の元気アップ館の調理室で清水代表らボランティアがテイクアウト用の弁当を調理し、限定15食を無料で毎月第2・4木曜に提供している。清水代表は「今回の青壮年部さんの食材の提供は、町内に食材の提供を呼びかけようとしていた矢先。すごい量でありがたい」と感謝していた。
 野口部長は、「農家が丹精込めた生産物のロスを無くし、季節感のある食材で食育になれば。どんな形で提供しようか模索していたが、茂木町は社会福祉協議会が窓口で橋渡しをしてくれたのでスムーズに提供に至った」という。さらに「自分たちの跡を継いでくれる子どもたちへの支援は未来への投資。今後、盟友に呼びかけ広く持続的に地域貢献していきたい」と活動の意欲を語った。

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