演奏する川又さん(左)と川那子さん

川又神楽保存会会長が講演

創立75周年の長沼中

文化

 真岡市立長沼中学校(亀田賢一校長、生徒67人)は4月28日、創立75周年の歴史と伝統を知って、新たな学校文化を創造していく精神と愛校心を養うことを目的に、長沼八幡宮太々神楽保存会の川又弘会長(同市長沼)と川那子一夫さん(茨城県桜川市)を招いて、創立記念講演会を行った。
 川又さんは同校卒業生で、長沼郵便局局長や同校学校評議員などを務めた。講話では、「昭和57年に格技場が竣工した祝いで、生徒が面を被って長沼八幡宮太々神楽を演じたのが同校と神楽保存会との縁の始まりで、翌年から学校祭で発表するようになり、地元企業の式典や県の行事などでも演じ、中学生による伝統文化継承が一躍有名になった」などと、歴史について語った。
 次いで、下館マンドリンクラブで共に活動する川那子さんがギター、川又さんがマンドリンで「雪が降る」、「ラ・クンパルシータ」「浜辺の歌」を演奏した。
 生徒を代表して3年、藤野雪華さんが「マンドリンの美しい音色が心に残った。後輩たちと新しい伝統を築いていきたい」とお礼の言葉を述べた。

今号の記事