病院関係者による除幕

芳賀赤十字病院 救護看護師像を建立

看護師の心の拠り所として

文化

 芳賀赤十字病院(真岡市中郷、本多正徳院長)は同病院新築移転事業の一環として3月24日、正面玄関脇に看護職者の象徴である救護看護師像を建立し、関係者が出席して除幕式を行った。
 像はブロンズ製で高さ約1・5m。救護看護師の制服である黒衣を着用し、リボンのついた帽子と編み上げ靴、コートを腕に抱えるという凛々しい活動の姿を現している。小山市在住の彫刻家で武蔵野大学の生井亮司教授に制作を依頼し、3月上旬に完成。台座は㈲グラベック(同市中郷、金子正男社長)が担当した。
 大前神社の柳田耕太宮司を斎主に神事を行った後、安田是和名誉院長や本多院長、河原美智子副院長兼看護部長、看護師など6人が除幕を行った。看護師は、看護師像と同形の制服を着用した。
 本多院長は「赤十字看護の志の原点となる救護看護師像が建立された。生井先生の哲学的で高い精神性の追求と独自の造形世界観が表現された感慨深い作品で、若くして救護に赴く看護師の思いが描写されている。当病院の看護師たちがこの像を心の拠り所として活躍していくことを誓います」と述べた。
 河原副院長は「多くの方々の賛同を得て建立することが出来た。人道の精神を胸に、地域の方々に信頼され、貢献できる職員でありたい」と決意を述べた。

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