リニューアルしたゆずも(別館)ホール

記念式典でホールの愛称発表

プロと茂木中吹奏楽部の共演

茂木町 新装なった別館ホールの愛称「ゆずもホール」に

町民センター耐震改修工事竣工

文化

茂木町民センター別館ホールの耐震改修工事が完了し10月25日、リニューアル記念式典が行われた。コロナ禍の影響で一般参加を縮小して山形修治県議会議員、半田一男町議会議長を来賓に迎え、関係者120人が出席して行われた。
 式典で古口達也町長は、「町民センターは昭和49年に建設し46年が経過、平成23年の大震災により耐震工事が見直された。早くコロナが収束し新たになったホールを満員にする日が来ることを願っている」などとあいさつした。別館ホールの愛称は「ゆずもホール」で、287人の応募の内、同名の愛称を応募した入選者26人を表彰した。
 耐震工事は床に鉄筋を埋め込み地震に強い構造となった。内装は町有林のスギ・ヒノキ材を活用して木質化を図り、壁には音楽室のような穴が開けられ音響効果を高め、木のぬくもりを感じる明るい施設となった。ステージの床はヒノキ材で文字どおりの桧舞台、椅子は移動式だがクッション性のある肩ひじの赤い椅子でホールを明るくしている。出入り口にはひさしと照明が新設され、より利便が図られた。外部の壁には町のキャラクター「ゆずも」の絵が描かれている。
 式典後、町出身でもてぎふるさと応援大使のフルート奏者栗田智水さんを中心に、「美の里もてぎクラシックコンサート」in町青少年健全育成集会が行われた。コンサートはエレクトーン奏者の倉沢大樹さん、サクソフォン奏者の島田和音さんを招待し、プロジェクションマッピングを駆使した見事な演奏が披露された。またコロナ禍で演奏の機会を失った茂木中吹奏楽部部員も共演して盛り上げた。出席したジョーンズ純子さんは「ホールの外観が可愛らしくて小さい子にも親しまれると思う」と新ホールに期待を寄せていた。

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