塩釉花紋大壷

6/22まで 明石さん作陶60周年記念展

やまに大塚ギャラリー緑陶里で

催し物

 濱田庄司氏に師事し伝統的な素材、技法にこだわり、作陶を続け60年になる明石正作さんの記念陶芸展がやまに大塚で開催されている。
 塩釉の技法は、師匠の濱田が17世紀のドイツの技法により日本で初めて導入した技法で、島岡達三をはじめ益子の特徴的な陶技となった。明石さんは、その塩釉の流れ紋を編みだし自らの討議の中心に据えた(美術評論家・青木宏さん)。
 情熱を持って新たな境地を切り開き続け、益子焼を担う第一人者として高い評価を受ける明石さん。今展では、塩釉、刷毛目、飴釉、辰砂などの壷や花器、ぐい吞み、長皿など明石さん渾身の81点を出展している。
(問)やまに大塚☎0285・72・4789

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