顧問の渡邉教諭(左端)と関東大会出場の選手

茂木高校 柔道で48回目の関東出場果たす

学校創立百周年を前に新たな歴史と伝統を

スポーツ

 県立茂木高校(河上恵太校長)柔道部(顧問=渡邉協教諭、部員16人)は、6月11~13日に山梨県で開催された第69回関東高等学校柔道大会に団体で出場し、48回目の関東大会出場を果たした。
 同校は、来年創立百周年を迎えることから、同部でも今回の関東出場を機に新たな伝統と歴史づくりに意識を高めている。
 柔道は、競技の特性上、全く練習できなかった時期もあり、県外遠征にも行けず、十分な強化を図ることができなかった。しかしその分、校内練習で地道な反復練習、ウエイトトレーニングに時間をかけた。また、練習中にチョコレートを食べたり、練習後に軽食を用意したりするなど戦うための体づくり、さらに、iPadでの動作分析や戦術の確認、技の研究にも取り組んできた。
 顧問の渡邉教諭は、「今年度に入ってから3年生の心技体が充実し、関東で3年生全5人で戦うことができたのは、部の強化をサポートしてくれたマネージャーの存在が大きく全員で勝ち取った関東出場。保護者会や柔道部OB・OG会、地域のご支援、声援に感謝しています」と話す。
 主将の寺内成章さんは、「関東大会に出場し、強豪校の選手の体つきは私たちよりも一回りも二回りも大きいことに驚かされた。さらに強い体を作っていく必要があると感じた。後輩たちには50回出場の大きな節目の関東大会に向かって頑張りつつ、途絶えることなく記録を伸ばしてほしい。インターハイなどの全国大会出場をめざし、歴史と伝統をさらに築き上げていきたい」と更なる夢に向かって意気込む。
【48回目の関東出場選手・マネージャー】
 ( )内は名前、出身校、学年。
 寺内成章(益子中・3)、長谷川空翔(益子中・3)、磯部黎(御前山中・3)、小林颯太(市貝中・3)、松本進希(芳賀中・3)、大島豪日(芳賀中・2)、福田直也(芳賀中・2)、マネージャー=池田彩詠(山前中・3)

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