客に汁を手渡すウドントミカン(右)

栽培した野菜で年越し鍋販売

完売しウドントミカンのステージ予定

社会

 道の駅芸人としてSNSやユーチューブで茂木町の情報を発信している松竹芸能所属のコンビ「ウドントミカン」が12月20日、道の駅もてぎで、「もて旨年越し鍋」のチャリティイベントを行った。 
 ウドンくんとミカンくんは、昨年から同町深沢にある美土里農園の畑の一角を「インテリジェンス農園」として白菜や大根などを栽培。「お世話になった町に恩返しを」と、収穫した野菜や町内産の食材を使った鍋を道の駅で1杯300円で販売した。
 味は事前に古口達也町長に試食をしてもらい、味噌、豆乳で整えた。ゆずで香りを付けた具だくさんの鍋は、朝10時30分から限定200食を販売した。
 ウドントミカンのユーチューブを見て仙台市から訪れたという鈴木義男さん(62)は「野菜に甘みがあり最高の味」、同町の伊藤千隼さん(12)は「スープにゆずの香りが効いてておいしい。体が温まった」と舌鼓を打っていた。
 販売から約4時間後、完売と同時に上りのSLの汽笛が鳴り響き、ウドントミカンは大喜び。完売の特典として道の駅でのステージが今後開催される予定。

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