最盛期ピンク一面になるシャクナゲと石田さん

樹齢50年、今年も満開

真岡市中郷
石田さん宅シャクナゲ

文化

真岡市中郷の農業石田定夫さん(94)方の庭で、樹齢50年になる西洋シャクナゲが今年も見事に咲き誇った。例年より10日間ほど早い開花で赤いシャクヤクは既に見頃を過ぎたが、ピンク色の花が訪れた人の目を楽しませている。
 ツツジ科常緑低木のシャクナゲ。石田さんは花の美しさに魅了され、1972年、地元業者から数十本の苗木を購入し、地植えし育ててきた。
残ったのはピンクと赤色の各2本。翌年、きれいに花を咲かせるためには芽かきや開花後の花がら摘みが欠かせない。はしごを使わず木に登って手入れしてきた。シンボルツリーのように庭中央に咲くピンクのシャクナゲは樹高約5㍍になった。
 「満開の花は元気がもらえる。来年も木いっぱいに花を咲かせたい」と目を細めた。

今号の記事