安全衛生管理の重要性を再認識した

建災防芳賀分会 死亡災害絶滅へ一丸

安全管理セミナーで知識習得

文化

 建設業労働災害防止協会(建災防)県支部芳賀分会(坂野弘分会長)は12月19日、真岡市内の芳賀建設会館で「死亡災害多発緊急事態宣言」発令に伴う安全管理セミナーを開催。会員事業所から約100人が参加し、安全衛生管理の重要性を再認識するとともに、悲惨な死亡災害の絶滅を誓い合った。
 県内の建設業では昨年、作業中の事故等により7人の尊い命が失われた。同支部では、憂慮すべき事態を打破するため、11月15日~12月31日を期間とする「死亡災害多発緊急事態宣言」を発令し、実効性ある取り組みを推進。同セミナーもその一環として行われた。
 当日は、午前に真岡地区、午後に益子・茂木・芳賀・市貝地区の事業者が受講。講師は同支部の古川弘事務局長が担当した。
 古川局長は、配布された資料をもとに▽三大災害(墜落・転落、建設機械・クレーン等、倒壊・崩壊)防止に向けたチェックリストの活用▽建設工事現場総点検の実施▽安全衛生管理体制の整備▽不安全要因の排除対策―などについて、ポイントを絞って解説。その後は関係法令を参照しながら、事業者が遵守すべき事項を列挙し、分会一丸となった継続的な取り組みを促した。

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