河上さんがミセス50代日本一

子ども達に社会貢献の姿見せたい

キレリラ

 真岡市並木町の河上万由美さん(50)は、11月1日、神戸市内で開かれた一般社団法人「ミセス日本グランプリ」(神戸市)主催の第13回ミセス日本グランプリ本選大会で50代グランプリに輝いた。
 同大会は、「社会と向き合い社会貢献活動に関心を持ち、健康的で知性と美しさを兼ね備えたミセス」を選出している。30~60代の各年代別にグランプリが選出され、受賞者はボランティア活動や協賛企業のCM出演、広報活動などに携わる。
 河上さんは、今春社会人になった長男と大学生の長女、次男と年子で3人の子どもを持つ。息子達は花咲徳栄高校で甲子園出場、娘は國學院栃木高でバレーボール全国出場した。子ども達には「努力は必ず報われる」と背中を押して伝えてきた。子ども達が必死に努力し、夢を叶える姿に今度は自分が社会貢献する姿を見せ、夢を持って挑戦しよう、次男たちが叶えた全国制覇のあの感動をもう一度味わいたいと同大会出場を決め、2つの事を決意した。
 一つは病気で髪を失った子どもの医療用ウィッグに役立ててもらう、ヘアドネーションを行うこと。5年前から伸ばしている髪を9月、50歳の誕生日に市内行きつけの美容院で約50㎝カット。子ども用ウィッグを無償提供しているNPO法人へ寄付した。
 二つ目は、昨年取得したキャリアコンサルタントの国家資格を活かし、ボランティアをすること。仕事と生活のバランスを一緒に考え、人の心に寄り添いその人らしく生きる気づきを手助けしたいという。
 本選はコロナ対策を万全に行われ、2分間のスピーチで「魅力度ランキング最下位でしたがイチゴの生産日本一の栃木県真岡市から参りました」と真岡市の魅力もアピールした。また、友人の「ヘアドネーションはウィッグを待つ子ども達が笑顔になる宝だね」との言葉に胸が熱くなり「10年後再びチャレンジし、できれば娘も一緒にヘアドネーションしてくれたらいい」と述べた。
 日常は、楽しく明るく過ごすことを心がけている河上さん。「今後、栃木県や真岡市の魅力度アップのお手つだいをするとともに子育ての講演活動もできたら」と、抱負を語っている。

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