提案した新商品を持つ生徒

ジャムの販売を開始

真岡北陵高 生徒が道の駅に新商品を提案

ブルーベリージャムも限定販売開始

文化

 県立真岡北陵高校の総合ビジネス科と食品科学科の生徒9人と教諭らが12月4日、道の駅にのみやを訪れ、いちごを使った新商品の試作品とレシピを同駅に提案、同時に同校で製造したブルーベリージャムの販売を開始した。
 現在、同道の駅では真岡北陵高校のブースを設置し、同校の生徒が2年前に考案したイチゴの杏仁豆腐を常時販売している。今回は、商品化に向けて、食品科学科3年生が考案した、スカイベリーを挟んだ『どら焼き』と、冷凍いちごの果肉を練りこんだ『スコーン』と『マフィン』を提案した。食品科学科3年の沖杉采香さん(17)と髙橋李香さん(18)は「地域の皆さんに長く愛される商品を目指して作りました」と試作品とレシピをスイーツ工房マネージャーの渡辺仁美さんに託した。渡辺さんは「大きなイチゴでインパクトもあり美味しそう。是非商品化したい」と意欲を語った。
 この日、同道の駅で販売開始したブルーベリージャムは、食品科学科の2、3年生約80人が今年製造したもの。本来は文化祭で販売するはずだったが、コロナの影響で文化祭が中止となり、販路を模索したところ、同道の駅での販売が実現。ジャムは益子町産のブルーベリーを使用し、果実由来の水分で作っている為濃厚な甘さが特徴。同科2年の青山莉望さん(16)は「この場で地域の方に販売できるのが嬉しい」と話し、城所鈴花さん(17)は「初めて作ったけど、自信があるので是非味わってほしい」と語った。また、販売実習として参加した総合ビジネス科2年佐藤想さん(17)は「支えてくれる地域の方に感謝の気持ちを込めて販売したい。この経験を通して実感したコミュニケーションの大切さを今後に生かしたい」と意欲を燃やした。
 ジャムは限定200個で価格は1個500円、売り切れ次第終了となる。

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